大好きなアイドルが活動休止した。
ドルオタという大義名分を失って、私はただの激情型ニートになった。
正直アイデンティティの消失どころの騒ぎではない。
光くんってめちゃくちゃいい人なんですよ。
前にコロナで高校最後の行事ぜんぶ潰れて、それなのに定期テストだけあることにムカついてウェブの掲示板に書き込んだんですよ。
そしたら「大人ってのは子供の楽しみをとる生き物なのかー!って思う時もあるよね!」って返事くれて、テスト頑張ったら俺達のライブDVD見て叫べ!って言ってくれて。
大人って冷めてるって言うか、的外れというか、意味わかんない慰め方してくるじゃん。
実際、同じ文句を別の大人に話したら「大人になった時そんなこともあったなっていつか笑える日が来るよ」って言われて。
学生時代を邪魔されることなく謳歌できた人間にンなこと言われたかねえ。
あの頃の私は建設的な話がしたいのではなく、ただどうしようもない感情を慰められたかっただけなのに。
でも光くんは、ちゃんと「今」にフォーカスを当てて返事をくれた。
そういう寄り添い方ってすごく繊細でいい人じゃないとできないだろうな。
コロナ禍で何にもできない高校生活、光くんを好きでいることで保ってきた。
光くんが毎日ブログを更新してくれて、毎日声を聞かせてくれるから楽しかった。
光くんにまた会いに行きたいから生きてこれたし、光くんを好きな自分が好きだった。
新しく推しを作ればいいとか、今までだってそうやって生きてきたじゃんとか言われるけど
あれだけ大好きだった今までの推しのことも考えらんなくなるぐら光くんが好きなんだから今、これ以上なんてないでしょ。
ここ何年もずっと光くんだけが好きだった。
好きの基準がすべて光くんだったから、なにをもって好きといえばいいか分からない。
これから先新曲が出たり、現場が決まったり、その度に盛り上がる他担で溢れたタイムラインを俯瞰で見ることしかできない置いてかれた私、、、
を想像するだけで小ゲロが止まらん。
神への信仰心と同じようなものだから、簡単に辞められもしないし、この現実を信じたくもない。
綺麗な部分だけ見せてくれてた光くんのエンタメに何年も浸ってきたから受け止められない。
病気だなんて知らなかった、思いもしなかった。
だって、だって私が見たのは、ステージでいつもみたいに歌って踊って、体が不調だなんてそんなこと微塵も思わせない笑顔だったもん。
ライブのMCでも、ヒルナンでも、春に主演舞台やるんですって、ホントについこないだ
言ったじゃん、、言ってたじゃん、、
もう色々決まってたであろう時期に
「信じることが一番の薬」って
言ったじゃん、、、
どんな気持ちで言ってたんだろう。
みんなに会いたいよーって言ってくれる光くんが好きだった。
この仕事が好きって言ってくれる光くんが好きだった。
でもそれが負担になってたんだって答え合わせみたいで、本当に受け止められない。
光くんだけはなんにも悪くなくて、光くん以外の何かが悪くてこうなってしまった。
その一端を担ったのはオタクだったかもしんないね。
なにが「好き♡」だよ 、いい加減にしろ。
いつかあれだけ流行ったタピオカってもう誰も飲んでないじゃん。
ベビタッピ♪とか今誰も言わないじゃないですか。
どれだけ流行っても少し経てば忘れられていくんだよ。
飽き性なSNS社会において、活動休止という選択をとるのは人気稼業であるが故にきっと勇気がいることだと思う。
それでも自担はこの先のアイドル人生を考えて体調を優先してくれた。
だからどんな結果になっても正解だよって言いたい。
この先のJUMP人生の方が長いっていってくれたこと、本当に嬉しかった。
ゆっくり休めますように。
光くんが望む結果になりますように。
いつかおかえりって言えるかな。
またいつか会いに行かせてほしいよ、、この期に及んでまだこんなこと言うけど、本当に好きなんだ。